「願い」

side SASUKE

「好きだ」

突然、告白したら驚かれた

無理もない　今までそんな素振り見せたことなかったから

でも、嘘なんかじゃない　真剣なんだ

オレは嘘なんてつかない

それは、ナルトも知っているだろう？

沈黙と静けさに

ただ、待つしかできない

そうしたら…

「ごめん。でも、サスケの気持ちは嬉しいってば」

にっこり笑って言われた

なのに、どうして泣きそうな顔をしてるんだ？

どうして、我慢しているんだ？

オレはナルトをじっと見つめてから

「わかった」

ポツリと言って背を向けた

遠くなっていく気配が震えている

抱きしめたかった

すごく、抱きしめたかった

嗚咽を聞かないように、ただ去っていくしかできない

言えない秘密を持っていても

ナルトはナルトでなければ…

意味がない

どうか、幸せになってください

できれば、オレと一緒に

ずっと、ずっと想ってるから

2002/03/11

おわかりとは思いますが、これはナルトsideと対になってます。
何か、書いてて楽しかったです。
内容ではなく、対になってるっていうのが。
サスケこんな乙女発動（？）してますが、あきらめませんよ。
ちゃんと捕まえてくれます。
幸せにしてくれないと、私が嫌です。（笑）