『路』


目の前に続く道を進む

ただ まっすぐに

わき目もふらず 前へ前へと進む

進み続けて 壁に突き当たる

もう 前に道はない

愕然として

来た道を振り返る

そこで初めて気付く

道は一つではなかったことに
戻る道でさえ いくつもある

一つだけをまっすぐ行く必要はない

時には違う道を

時には回り道を

そうして行くべき道を見つける

無駄な道なんてない

すべては先へと つながっているから

2002/07/30
(改訂2002/10/03)

どういう経緯で作ったかは忘れてしまいましたが、
おそらく迷っていた時に作ったものだと思います。
とらえ様によっては逃げに映るかもしれませんが、私は気に入っています。